『自分が言いたいことが伝わらない…』誰でもある悩みですが、伝えることをマンガで分かりやすく説明したのが池上彰さんのまんがで身につく伝える力です。印象的だったポイントを3つあげてみます。
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聞いている人のメリットになるように話す
人は自分が興味あることは聞きたいですが、興味がないことをダラダラ話されても聞きたくありません。そこでどうすればその人にとって興味が出るようにするのかというと、聞いている人を軸にして話すというもの。
例えば原油価格について伝えるとします。次のうちどちらが伝わるでしょうか。
【A】原油の先物取引価格が上昇傾向です。
【B】来週以降ガソリン価格がまた上がりそうです。
これは【B】です。その理由は原油の先物取引に関わって生きている人よりもガソリンのほうが暮らしに直結しているからです。結果としては同じことですが聞いている人にとってどんな影響がある話なのかを軸にすると伝わりやすいです。
『へえ~』を増やす
人は驚くことや意外なことを耳にすると、その内容に興味を示します。つまり『へえ~』を増やすこと。ではどうすれば『へえ~』が増えるのか?以下の2つです。
●自分が『へえ~』と思うことを探す
●知識(知っていること)と学んだことが繋がる
まず自分が『へえ~』と思うことを探してみます。これが一番わかりやすいです。次に今までの知識と今、読んだこと聞いたことが繋がる瞬間に『へえ~』が生まれることが多いです。
エピソード、事例、逸話を話す
これはスピーチでよく使われる方法です。あなたも子どもの頃、昔話を聞いて育ってきたと思います。グリム童話もそうですが、昔話は教訓が込められていることが多いです。その教訓を伝えるために創作されたのが昔話でもあります。
私の感想
池上彰 まんがで身につく伝える力は仕事でも日常でもコミュニケーションに役立つノウハウが込められた本だと思いました。また池上彰さんが文章でなるべく使わない言葉の一覧と理由が載っており、これも印象的でした。
・『そして』
・『から』
・『が』
・『ところで』
・『さて』
・『いずれにしても』
★メールの絵文字
なぜ池上彰さんはこれらの表現を文章で使わないのか?ブログを書いている人や広報誌の仕事に携わっている方はぜひ、チェックしてみて下さい。