子どもを育てる時、どうしてもぶつかるのが怒るという壁。怒られない子どもなんていませんし、子どもは親の思っているように行動してくれるわけではないのです。
その中で元2ちゃんねるの管理人・ひろゆき氏は著書・ぼくが親ならこう育てるねで怒りと叱るの違いを説明しています。簡単にいうと次のとおりです。
【怒る(おこる)】
感情的に腹を立ててしまうこと
【叱る(しかる)】
子どもがやってはいけないことをした時、適切な言い方で何がダメなのか伝えること
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怒ると考えない人間に育つ
この中でひろゆき氏は怒ることの弊害のひとつとして考えない人間に育ってしまうというのを指摘しています。怒るという感情をぶつけてしまうと、子どもは恐怖を覚え、怒られたから謝る、怒られたから同じことをしないと考えてしまい、なぜ自分が怒られたのかを考えなくなってしまいます。これが続くと物事を考えなくなる習慣がついてしまい、考えない大人に育つことを指摘しています。
実際にひろゆき氏も子どもだった昭和の頃、教育と称して叩かれて育ちましたが、宿題を忘れ続けたり、未だに遅刻をする癖が直らないとか。
この事から分かることは、体罰で覚えさせる事ができるのはやってはいけない事だけで、なぜやってはいけないのかまでは理解できないということです。つまり自ら考えることができなくなってしまうんですね。
理由を考えさせる
子どもがやってはいけないことをした時、感情的に怒ったとしても、なぜこの事が悪いのか理解できていないから再び同じ事を繰り返す可能性も高いです。なぜそれをやってはいけないのか、その理由を考えさせることが大事ですね。