私がセミナーや講座を開催する時によく活用しているのがテーブルワークという講座の方法です。名古屋市の栄中日文化センターや西尾市教育委員会のセミナー、また愛知ウォーキング城巡りクラブ(AWC)の勉強会などよく使う方法です。
このテーブルワークと活用すると、参加者同士のコミュニケーションもでき、満足度も大きく高まることから、最近開催する講座ではこのテーブルワークを活用しています。では具体的にテーブルワークとはどんな講座なのか?また普通の講座とはどう違うのかを簡単に説明します。
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テーブルでのディスカッション
テーブルワークは簡単にいうと、いくつかのテーブルを作り、テーブルごとにお題の答えを皆で議論して出していくというもの。これは日本ではまだそんなに浸透していないものの、欧米では小学校の授業に取り入れられている方法なのです。
例えば日本の場合、大学の講義は教授がひたすら説明して、受講生はメモを取り、たまに質問をして…というものです。
でも欧米のテーブルワークは、先生が『〇〇を▲▲するには、どうすればよいと思いますか?』というお題を出して、あとはテーブルの中のメンバーで議論し、答えをテーブル単位で発表させるというもの。これにより得られるメリットは以下の通りです。
・参加者のコミュニケーションがとれる
・テーブルの中で議論ができる
・他人の意見を聞き自分の意見を言える
・インプットとアウトプットが同時にできる
・発表する意見の取りまとめという作業も体験できる
これだけメリットがあるのがテーブルワーク。参加している人たちも満足度も上がります。
でもデメリットもある!
テーブルワークは良いことばかりではありません。もちろんデメリットというか、悪いこともあります。といっても参加者の満足度を考えてみれば、デメリットというわけでもないのですけれど。そのデメリットというのは、テーブル配置が面積取りすぎて参加者を絞らなければならないということ。
↑たとえばこれは従来の講義型。大学などで行われる授業で、先生や講師が話すのをひたすらメモして聞いていくというカタチ。これだと80人とか参加者を募る事ができます。
↑対してテーブルワークでの講座は、テーブルの配置等があるので32人とか半分以下になってしまうのです。では対策としてもっと大きな講義室を借りればいいじゃないか?と思いますが、民間の場合だと部屋が広くなればなるほど料金(コスト)も上がるのです。
でも満足度を考えると…
メリットやデメリットを考えると、一長一短があるテーブルワークですが、アンケートを取ってみると参加者的には満足度が高いのがテーブルワークでの講座だと思います。テーブルの配置や原状復帰などメンドクサイこともありますが、セミナーや講座はこのテーブルワークで行うことが、参加者の満足度も上がりよいと思います。